朝日に染まる裏見の滝。ND1000が描き出す、静寂の光芒

熊本・鍋ヶ滝で出会った絶景。ND1000と長秒露光で描く「光の芸術」
熊本県小国町にある名所、鍋ヶ滝。 「裏見の滝」としても知られるこの場所は、いつ訪れても神秘的ですが、朝の時間帯だけに見せてくれる特別な姿があります。
今回は、お気に入りの機材を担いで、光と水のドラマを記録してきました。

朝の光が描く「光芒」の輝き
早朝の澄んだ空気の中、滝の裏側に回り込んでその時を待ちます。 太陽が昇り、木々の隙間から差し込んだ光が、滝の飛沫と混ざり合って美しい**光芒(こうぼう)**を描き出しました。
まさに自然が作り出すスポットライト。その一瞬の輝きを逃さないよう、慎重に構図を決めます。
今回の撮影セッティング
滝の水の流れをシルクのように滑らかに表現するため、今回はND1000フィルターを選択しました。
- レンズ: SAMYANG 35mm F1.4 Aspherical IF
- フィルター: ND1000(10段分減光)
- 設定: 三脚固定、シャッタースピード30秒
SAMYANG 35mm F1.4の明るい単焦点レンズに、あえてND1000を装着。しっかりと三脚を立て、30秒という長い時間をかけて露光しました。
長秒露光が映し出す「静寂」
30秒という時間の中で、荒々しい滝の動きは消え去り、まるで白いベールが重なっているかのような幻想的な質感に変わります。
その背景で力強く、かつ繊細に伸びる朝日の光。 最新のオートフォーカスレンズではありませんが、SAMYANGのこのレンズが持つ独特の描写力と、マニュアルでじっくりとピントを合わせるプロセスが、この風景にはしっくりと馴染みます。



撮影を終えて
朝の光芒は、時間にしてほんのわずかな間の出来事。 撮影を終えて機材を片付ける頃には、光の角度が変わり、またいつもの静かな森の風景に戻っていました。
不便さを楽しむマニュアルレンズと、時間を止めるNDフィルター。 この組み合わせだからこそ撮れた、納得の1枚になりました。
皆さんも、少し早起きして「光を追いかける旅」に出かけてみませんか?
撮影機材と場所情報
| 機材情報 | |
| カメラ | Canon EOS 5D Mark II |
| レンズ | SAMYANG 35mm F1.4 Aspherical IF |
| フィルター | ND1000 |
| 撮影情報 | |
| 撮影モード | Tvモード |
| 焦点距離 | 35mm |
| シャッタースピード | 30秒 |
| 絞り値 | F4 |
| 露出補正 | 0 |
| ホワイトバランス | 4340K |
| 撮影環境 | |
| 撮影場所 | 鍋ヶ滝 |
| 撮影時刻 | 2018年10月21日 9時10分 |
| 撮影時の天候 | 晴れ |
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