SPECIAL
特集
蛍の撮影方法と注意点(源氏蛍やヒメボタル)
Contents
ホタル鑑賞と撮影のマナー(ご一読ください。)
照明は最小限に
ホタルは眩しい光(車のヘッドライトなど)を非常に嫌います。光の取り扱いにはかなり慎重にしていただきたいと思います。撮影場所には車で乗り入れない。車のヘッドライトは非常に強い光です。少し離れた場所に駐車し、歩いて行きましょう。一人で撮影しているのならまだしも、他にもホタルを撮影や鑑賞をしている場合も考えられます。カメラの液晶での画像確認もしないようにしましょう。
環境に配慮する
ホタルが生息できる環境ということはキレイな水辺や森であるということです。川に入ることはダメ!自然環境に配慮して撮影を心がけましょう。
ホタル鑑賞の邪魔をしない
ホタルを見に来られてる方もいるかと思います。カメラマンだけのためのホタルではありませんので三脚で場所を占領することのないように心がけましょう。
撮影地を探す
少なくなってきたホタル
近年なかなかホタルのいる場所を探すのは困難になってきました。
ホタルがいる場所を探して歩くのもホタル撮影の楽しみの一つだと思います。
撮影に必要なもの
- カメラ
- F値の明るいレンズ
- 三脚
- レリーズ
- 手元ライト
- 長袖・中ズボン
- 長靴
- カメラにかけられる布や帽子、バスタオルなど
- 撮影後の比較明合成ソフト
設定方法
カメラを三脚に固定し構図を考えます。ホタルの光る時間帯は周辺の明るさの変動が激しいため露出の設定値はその場で判断するのがいいと思います。そのためAvモードで一旦撮影しMマニュアルモードにAvモードでの撮影データをみながら微調整していくのがおすすめです。
光害のない場所では長時間バルブモードにてシャッター解放するのもおすすめ。下の写真は5分程度解放してます。
[EOS5D2/100mm/f2.0/iso2000/296s]
比較明合成について
1枚撮りでも撮影できますが、長秒ノイズの影響や、他の光源の映り込みが考えられるため、何枚か撮影し比較明合成するのが失敗が少なくおすすめです。レリーズを使い何十枚~何百枚を撮影することになるかと思いますが、光跡の明るい部分だけを背景レイヤーと重ねて一枚の写真を作ります。ソフトウェアについては無料のものから有料のものPhotoshopなどがあげられます。
西都原ひめ蛍守る会のご案内
西都原の宝であるホタルの保護と観賞者の安全な環境づくりのために活動されてます。西都原にて撮影される際はシーズンでは係員の誘導に従ってください。