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Sequatorによる星景写真のスタックノイズ除去とPhotoshopの天の川の現像工程

「一度は満開の桜と、夜空に浮かぶ圧倒的な天の川を一枚の絵に収めてみたい」

そう思ったことはありませんか?

春のわずかな期間しか出会えない「一本桜と星空」のコラボレーションは、写真好きなら誰もが憧れるシチュエーションです。しかし、いざ夜間に撮影してみると「ノイズがひどくてザラザラになる」「余計な電柱や人工衛星の光が入ってしまう」といった悩みに直面しがちです。

今回は、満開のタイミングと新月、そして雲一つない星空指数100%という最高の条件が重なった「大坪の一本桜」での撮影記をお届けします。

ノイズを劇的に抑えるスタックの神ソフト「Sequator」の使い方や、Photoshopで不要なものを消して天の川を浮き上がらせる現像工程まで、カメラマン視点でじっくり詳しく解説します。

この記事を書いている人:カメラマン Yuki Kuroda(ブログ:撮る人) 実際に現地に足を運び、ファインダー越しに感動したリアルなノウハウと現像テクニックをお伝えします。

圧倒的な星空と出会う。大坪の一本桜のロケーションと当日の様子

大坪の一本桜に到着した瞬間、目の前に広がっていたのは息をのむような満天の星空でした。

凛とした春の夜の冷たい空気の中、静かに佇む一本桜。 その真上を跨ぐように、うっすらと、しかし確かに天の川の白い帯が伸びていました。

この日は新月付近で、星空指数は文句なしの100%。 現地には、すでに多くのカメラマンが三脚を立てて静かにシャッターを切っていました。

周囲には遮るものがなく、草木の匂いと夜鳥の声だけが響く、まさに旅情をそそる幻想的な空間です。

今回はおださんに広角ズームレンズ【14-24mm F2.8 DG HSM】をお借りして挑みました。 やはり単焦点とはまた違う、ヌケの良い圧倒的な描写力にシャッターを切る手が止まりません。

星景撮影におけるベストな時間帯とタイミング

一本桜と天の川を最高の条件で捉えるなら、4月上旬〜中旬の「新月付近」かつ「深夜2時〜4時頃」がベストです。

この時期のこの時間帯になると、天の川が南東の空から低く横たわるように昇ってきます。 一本桜の背景にちょうど天の川が重なる、ドラマチックな構図を作り出すことができます。

超広角ズームレンズを使うときの意外な盲点

今回は贅沢な広角ズームレンズを使用しましたが、ここにちょっとした罠がありました。 いつも14mmの単焦点レンズを使っている感覚のまま、ズームレンズであることを失念し、なぜか23mmにズームした状態で一晩中撮影してしまったのです。

幸い構図としては収まりましたが、広角ズームを使う際は、自分が今「何mmの焦点距離で撮っているか」を必ずファインダーやレンズのメモリで確認する癖をつけましょう。

人工衛星(スターリンク衛星群)の写り込みへの対処

帰り際、夜空を等間隔で一列になって進む「スターリンク衛星群」を見かけました。 肉眼で見ると非常に未来的で感動的な光景です。

しかし、写真に収めると同じ軌跡を何枚も通るため、結果としてただの1本の太い光のラインになってしまいます。 こうした意図しない光のラインは、後述するレタッチ工程でスマートに処理するのが正解です。

Sequator(セクエーター)で星景写真をスタック!劇的にノイズを除去する工程

星空を明るく、かつ滑らかに仕上げるための神ソフトが「Sequator」です。
三脚で固定撮影した複数枚の写真を重ね合わせる(スタックする)ことで、驚くほどノイズを除去できます。

↓現像のbefore afterの結果を御覧ください。 

 

 

 

三脚にて固定撮影した星を複数枚重ねてノイズを除去する工程からRAW現像やPhotoshopで不要なものを除去する方法をHowto動画にYouTubeにまとめましたのでよかったらご覧ください。

Photoshopでは不要なものや、電柱を消す作業などです。

### Sequatorによるスタックの基本手順

  1. Star imagesに、連続して撮影したRAWデータ(またはTIFF)を複数枚読み込ませる。
  2. Base imageに、基準となるお気に入りの1枚を指定する。
  3. Compositionで「Align stars」を選択し、星の動きに合わせて自動合成するように設定。
  4. Freeze groundを「Select best pixels」に設定し、地面(一本桜)がブレないようにマスクをかける。

Photoshopで仕上げる!不要な電柱の消去と天の川の現像技

Sequatorでノイズを消し去ったあとは、Photoshop(フォトショップ)を使って最後のブラッシュアップを行います。 劇的な変化がわかる、現像のBefore / After動画もぜひ合わせてご覧ください。

### スポット修復ブラシツールで電柱やノイズラインを消去

写真の隅に写り込んでしまった不要な電柱や、先ほどのスターリンク衛星の軌跡(一本のライン)を消去します。

Photoshopの「スポット修復ブラシツール」「生成消去(AI機能)」を使えば、周囲の夜空や木々のディテールを壊すことなく、一瞬で不純物を消し去ることができます。これにより、一本桜と星空だけに視線が集まる純度の高い作品に仕上がります。

天の川を美しく際立たせる現像のコツ

Camera Rawフィルター、またはトーンカーブを使用します。 夜空のベースとなる「黒」を引き締めつつ、天の川の明るい部分(ガス雲)の「白レベル」をわずかに上げます。

さらに「明瞭度」や「かすみの除去」を部分的に適用することで、肉眼で見たとき以上の、立体感あふれるドラマチックな天の川が現れてきます。

具体的な操作画面やマウスの動き、Before/Afterの細かな質感の違いは、以下のYouTube Howto動画に分かりやすくまとめました。ぜひチェックして現像の参考にしてくださいね!

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